「ご自分にふさわしい未来」を考えたことはありますか?
たとえば、40代で改めてキャリアを設定したい、目標を達成したいという方。また、早期退職制度を使いたい方や定年退職後を考えたい方など。その未来をどのように「自分にふさわしい未来」として設計しますか?
ひょっとしたら、今までご自分の未来というのは、会社の中でがんばっていたら、その中で評価された先に未来があると考えているかもしれません。もちろん、それも素晴らしいことです。ですが、そうすると他者に未来設計を委ねていることになります。
そのことに、気づいていますか。
他者に未来を委ねているということは、知らない間に自分を安全圏の中に置いていたり、知らない間にご自分がその無意識の限界の中に、ご自分を置いてしまっているのかもしれません。
そうではなくて、未来はご自分で設計することが可能なんです。
自分にふさわしい未来はどこにある?
ご自分にふさわしい未来は、”無意識に設定している限界の向こう側”にあるかもしれません。そこを少し考えていきましょう。
何を設計するか、自分自身がどう人生を送りたいか、そこはご自身が考えて、決めていいものなのです。かといって、いきなりこんなことを問われてしまうと、ちょっとドキドキしたり、戸惑ってしまうかもしれませんが、静かに座って考えてみてください。
- ご自分の人生を終えるときに、何を思いたいですか?
- どんな感覚を持っていたいですか?
- それを言葉で表現すると、どのような人生だったと表現したいですか?
自分の人生はすごく楽しかった。いい人に囲まれた。そんな人生だった。
あるいは、自分の人生、いろんなことがチャレンジがあったけれども、それを乗り越えた。
あるいは、一生懸命人のために尽くしてきた。
あるいは、そのときそのときがんばってきたけれども、どうだったかな、よかったのかな。
あなたは人生の終わりに、ご自分の人生がどんな人生だったと表現したいですか。
言葉で表現する自分の人生の5ステップ
言葉で表現するとなると、言語化に対し、少しハードルを感じる方もいると思います。もうちょっとシンプルに考えてみましょう。
- 色で考える
ご自分の人生がどんな人生か、色でイメージしてみてください。赤でしょうか、白でしょうか、ピンクでしょうか、紫でしょうか、どんな色でしょうか。 - 肌感覚で考える
どんな肌感覚がありますか。滑らかなのか、ゴツゴツなのか、チクチクなのか、それとも柔らかなのか。 - 味を考える
何か味があるとしたら、ピリッとしたものなのか、それとも甘い感じなのか、それともちょっと辛い感じなのか、どんな感じでしょうか。 - 1~3の全体像をイメージ画像で考える
ここまでで考えた色や肌感覚、味をイメージ画像で表してみましょう。どんなビジュアルになりますか。イメージ画像は、好きな写真でもキャラクターでもあるいはご自分の頭の中で描いたオリジナルのイメージ画像でもOKです。 - 音を考える
そして、そのイメージ画像に出てくる音は何かありますか。あるとしたら、どんな音が聞こえてきますか。音楽、人の話し声、それとも自然の音ですか。イメージを見ながら聞こえてくる音を考えてみてください。
人生の下書きができたところで全体を見る
1-5までやってみると、ご自分の人生の設計の下書きができます。まだ色を塗っていない塗り絵の線が描けたようなイメージです。この下書きを改めてじっくり見たとき、それを言葉で表現すると、どんな言葉を使いますか? そこで書き表した言葉が、「○○な人生」と言うことにつながっていきます。
まずは思うままに書いてみてください。この作業はご自分でご自分の人生を設計していく過程です。何度書いてもいいですし、何度書き直してもOKです。正解を探す必要はありません。強いて言うなら、あなたが書きたいと思ったものが、正解です。
ここまでのワークは、ご自身の意識的にも無意識的にも持っている、望む方向を描きながら幸せの起点を決め、思考の枠や限界を超えて未来を創っていく「未来設計」のワークのひとつです。こういったワークを使いながら、ご自分が望む未来設計を作っていきます。
自分にふさわしい未来を考えている方にとっては、人生の次のステップを作るきっかけにもなりますので、ぜひ試してみてください。コーチングのセッションに「未来設計」を行うプログラムもあります。ご自分の可能性の新しい扉を開きたい方は、ぜひこちらもご利用ください。