自分の人生は自分で描ける
自分自身の未来は自分が創れますし、その思いがあってこそ実現できます。
未来を視覚化して、テキスト化して、イメージを思い描きます。肝心なのはその後で、日常の中でふとした瞬間、「あれ? この自分の日常は描いた未来につながるのかな」って疑ってしまう瞬間があるかもしれません。
そういったときこそ、改めて自分自身の中で創っていただきたいのが、「今、この瞬間をどう生きるか」です。“今”の連続が続いた先に未来はあるからです。
一瞬寄り道をしているんじゃないかと思ったり、本当にこの道順で良かったのかと迷ったりもします。行きたい方向に進むなかで、こんな思いが湧き上がる瞬間ももちろんあると思います。
思わぬ人生の寄り道を後悔していたGさん
大きな会社のシニアマネージャーをされているGさん。一年前、自分の中で人生の寄り道をしている感覚があって、後悔の念を拭い切れませんでした。「寄り道してしまった、どうしよう」と悩んでいたときに、彼は私とのセッションを始めました。
セッションでは、寄り道したと思った瞬間から、ご自分が本当に生きたい未来を再創作し、生きたい未来に向かって進んでいただいたんです。あれからちょうど一年になりますが、Gさんはご自分が望む未来の方にしっかり進むことができています。
つい最近Gさんと振り返りのセッションをしたときに、「あのとき寄り道をしたと思いましたが、寄り道があったからこそ今につながりました。まさに点と点がつながった感覚を、今強く感じています」とおっしゃっていました。
Gさんは、目の前にある“今の器”、つまり、ご自分自身の在り方をどうしたいかを考え、磨き続けたからこそ、未来につながる道を自分で造り、そこを歩き続けることができたんですよね。
過去は過去に置いていく
”今の器”(自分自身の在り方)を磨いているときって、それが未来にどうつながっていくかがイメージしにくいですよね。そういうときこそ「今があるから未来につながる」ことを忘れないでいただきたいです。
「過去は〇〇だったから」と過去を理由に、未来に進まないブレーキにしてしまうこともあります。ですが、こういうときは「過去は過去」と割り切って頭の横に置いていただきたいです。
過去が詰まったリュックをずっと引きずっていると、どんどんどんどんそのリュックは重くなっていきます。過去は過去にちゃんと置いて、今を積み重ねていく。過去があって、今があって、その上で”今の器”(自分自身の在り方)を磨いていると、いつの間にか自分が描いていた未来に到着することができます。
転職を失敗したと感じていたGさんがどう変わったか
先ほどのGさんは、転職を失敗したと思っていたんですね。一大決心で転職をしたにも関わらず、「失敗したのでは。これは人生の大きな寄り道をしてしまったのでは」という思いがありました。
一度転職して失敗したら、元の場所に同じようには戻れません。元の職場に戻ることも可能ですが、なかなか簡単ではありません。人生の駒は前に進めるしかないわけです。だとすれば、ここで切り替えて未来を再設定し、”今の器”(自分自身の在り方)を磨きながら新しい未来に進むわけです。
Gさんは、セッションを通じて人生の寄り道をしたと後悔している過去を過去として置き、引きずることをやめました。そして、今を磨いて未来に進み続けたら、いつの間にか自分が望んでいる未来に到達していたそうです。そして、振り返りセッションをしたことで、「あの寄り道があったから今に辿り着けた」とご自分の中で肯定し、納得できたんですよね。
過去を引きずらず、道を疑わず、”今の器”(自分自身の在り方)を磨いてあげると、ちゃんと進みたい方向に道はつながっていきます。
これから進む方向を考えるとき
- あなたは、”今の器”(自分自身の在り方)をどれぐらい磨いていますか
- 今日は何パーセントぐらい磨いていますか
これらの問いを通じて、改めてご自分を振り返って考えていただきたいと思います。
”今の器”(自分自身の在り方)を考えるとき、ご自分が望んでいる方向を改めて考えます。その方向になぜ行きたいのかも含めて、ご自分自身を見つめ直してみてください。ビジュアリゼーションで視覚化・立体映像化してみると、ご自分が今どんなところにいるのか見えてきますし、どう磨くか、どう磨きたいかを考えられます。