自分を活かす考え方

生き方がわからなくなって、占いに行くとき

生き方がわからなくなって、占いに行くとき

占い師に話を聞きに行きたくなるときは、こんなときではないでしょうか。

・とにかく色々迷っている
・このままでいいのか
・〇〇をしてみたいけどどうか選択に迷っていて、何がいいか確認したい
・今の状況からどうすればよくなるのか具体的なアドバイスが欲しい

「占い師の視点で見たとき、この状況をよくするためにどんな行動をすればいいか教えてください」と思って足を運ぶ方が多いのではないでしょうか。

西洋占星術や九星気学など、いろんなものがありますけれども、なるほどと思う考え方がそれぞれありますから、話を聴きに行きたくなるのは理解できます。

どうすれば今の状況を変えられるか

人が占い師に行きたいと思ったとき、私はコーチと話すことをおすすめしています。

コーチはそもそも何なのかというと、今現在ここにある自分自身を対話を通じて外側から俯瞰して、ご本人の内側にある答えや思いを引き出す役割をもっています。

占いに行きたいと思うときは、多少頭が混乱したり、悩みが深くなっていることが多いですよね。そんなときにコーチと話すと、頭が混乱した状態を自分なりに(できる範囲で)整理し、コーチの視点を通じてその状況にある自分の状態を高い視点から見ます。

そして、何が起こっているかを観察することで、自分がどうしたいのか、何ができるのか、どうすれば状況を変えられるかをコーチとともに掘り下げていきます。

占いはそれぞれの理論や占い師のインスピレーションを通じてあなたの話をしますが、コーチングはあなたとの対話を通じて、あなた自身があなた自身の言葉で、自分の状況を深く掘り下げていきます。

自己流では得られない答えを引き出す

たとえば筋トレは自分でもある程度できますよね。ダンベルを買って家でやったり、YouTubeを見てやったり。ですが、ある程度のレベルを求めると、トレーナーやコーチがいることで、自分以外のやり方にトライできる機会になります。

自分以外のやり方を試すことで、「こんな効率いいやり方があったんだ」「こうすると効率的に筋肉をつけられるんだ」「ここのトレーニングができていないから、〇〇の筋肉が弱かったんだ」と自己流トレーニングで見えなかったところが見えてきます。

つまり、視点が変わることで「こうなりたいと思う自分の希望」をプロフェッショナルの力を借りて、実現できるわけです。

コーチングは、まさにそこなんですよね。ご自分のパーソナルライフやキャリアパスを考えるとき、自分を起点にしながらも、自分以外の視点を得ることで違う選択肢を得たり、自分の状況を客観的に理解した上で、次のステージに進める力を得られたりします。

占いとコーチングの違い

占いで得られる情報は、占い師の経験やインスピレーションをもとにしたアドバイスでもありますから、いただいたアドバイスに自分なりの解釈が必要でもあります。

占いが「当たる」「当たらない」と言われるのは、占い師が話す“大意(話の大筋)”が自分なりの解釈ができるかどうか、また、第三者に言ってほしいことを言ってもらえたかどうかという視点が入るからかもしれません。

占いとコーチングが違うのは、コーチングはコーチとの対話を通じて得た情報を自分なりにどう使えるのかをコーチと一緒に考える点です。

  • 自分はどうしたいのか
  • 自分はなぜこれがしたいのか

コーチとの対話でこれらが見えてくると、自分の中で今起こっていることそのものに合点がいきます。そして、腹落ちすることで、自分の中で何かが目覚めてきます。占い師からもらった言葉とはちょっと性質が違うのはこの点です。

自分の運は自分でつくれる

クライアントのFさんは、会社を辞めようか迷っていたとき、占い師のもとに足を運び、鑑定の結果を聞いて、翌日退職願を提出したそうです。Fさんは、こんなことを話していました。

「自分の中で答えが決まっていても決め手に欠けるし、誰かに背中を押してほしい。迷っているからこそ、背中を押してほしくて占いに行くことが多いのではないでしょうか。まして、退職を決めるのは怖い。勇気を出して何かをしたいって思ってるけど、勇気が出ない。だから、占い師に『あなたは運がいいから、今大丈夫!』と言われたくて、占いに行ったのかもしれません」

そうなんです。決めるのは自分自身です。占い師ではありません。

このときFさんが退職を決意して行動できたのは、自分の未来に「自分で何とかする」と100%コミットしたから。退職願いを出したときは転職するか起業するかも決めかねていましたが、「自分が決めたら絶対その通りになる。運気は自分でつくれるし、私は絶対うまくいく」とFさんは自分に言い聞かせたそうです。

結果的に起業して、今もご自分の納得する形で仕事をしています。その後、コーチングに出会ってからは、「自分で運気はつくれるのだから占いは必要ない」と考え、もう行っていないそうです(笑)。

自分の運を動かし、使いこなすには

すべては、ご自分が決めて、やるかやらないかです。コーチングでセッションをしていただくと、みなさんこのことを体感として理解されます。ご自分が決めたら絶対その通りになります。

運気はつくれるのです。Fさんのおっしゃるとおり、「運が良い悪いも私が決める」と思っていると、実際に決められるのです。

ですから、「生き方がわからなくなって占いに行きたい」と思うときは、ご自分の人生をご自分で動かす運を使って変えるチャンスでもあります。そのチャンスを活かすべく、次の質問をご自身で考えてみてください。

  • 占い師のもとに行きたいときはどんなときですか
  • 今、占い師に何を聞きたいですか
  • なぜそれを聞きたいですか

ご自分なりに回答してみてください。

不思議ですけれども、この質問に回答していくと、何か光というか、今までにない方法が見えてくるかもしれません。すぐに答えは出ないかもしれませんが、じっくり焦らず、取り組んでみてください。

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