自分を活かす考え方

燃え尽き症候群の前兆とストレングスファインダーを使った対策

ストレングスファインダー

状況がよくないときは、酸素マスクをまず自分にしてあげることが重要です。

ところが、燃え尽き症候群になってしまっていると、自分がそもそも酸欠になっていること自体に気づいていない可能性が非常に高いです。往々にして緊急事態は酸欠になりがちですから、そんなときこそ酸素マスクを入れることがとても大切です。

燃え尽き症候群を救う手立て

飛行機に乗ると、最初の機内にアナウンスで緊急時の脱出の方法を案内されます。お子さんがいる場合は、ご自身が最初に酸素マスクをつけ、その後お子さんにマスクをつけてあげてくださいと。これは、お子さんを助けるにも自分が酸素不足では他の人は助けられないからですよね。

これを社内のチーム規模で考えてみると、ご自分が燃え尽き症候群になりつつあるときは、チームのメンバーも同じ状況になっている可能性があります。何か変だなというときは、まずはご自分に酸素を入れて冷静さを取り戻しましょう。その後に周囲の状況を確認して酸欠に陥っているメンバーに手を差し伸べます。

ご自分が酸素で満たされていることによって、ご自分が何よりも元気になれますし、困った状況に対処できるよう指揮できます。つまり、満たされているからこそ、ご自分がコントロールできるのです。

ストレングスファインダーを使った対処方法

酸素マスクツールとしておすすめなのが、ギャラップ社のストレングスファインダー(クリフトンストレングス)です。

ストレングスファインダーの結果には、ご自分ならではの特性や強みが書いてあります。文字で書いてあることを酸素吸入するように読んでいただくと、出来事や状況に対して、

  • 〇〇の強みが活かされていなかった
  • 自分には〇〇の力があるのを忘れていた
  • 〇〇の強みが全然使われていない。スイッチオンするにはどうすればいいだろう?

と新しいアイディアや、行動のヒントを見つけやすくなります。

コーチとの対話が対処法にもなる

私自身の状況が良くないことは人生でいくつもありましたが、そういったときの最強の酸素マスクは、コーチとの対話です。コーチングセッションを受けると、自分自身を酸欠から救い出し、自分らしい軸に戻せる時間を創ることができます。

冷静さを取り戻せば、自分らしさを発揮して、現状からどうに進めたらいいかを考えることができます。仕事もパーソナルライフでも、それは同じです。

今の自分がどんな状態にあるかわかるふたつのチェック項目

ご自身が酸欠になっているか、なっていないか気づいていないときも、自分に酸素マスクを入れてあげることを常に意識してみてください。

では、今のご自分の状態をチェックしてみましょう。

  • 今のご自分の状態において、「100」が酸素で100%満たされていると状態だとしたら、今は何パーセントですか
  • その数字を1つ上昇させるために、どんなことができますか

この2点から考えてみてください。

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