『真実の愛』は、多くの映画、また子供向けの童話では、永遠のテーマです。もちろん、ディズニー映画も然りです。
クラシックなストーリー展開は、お姫様に不幸な境遇が起こり、困っていると、ヒーロー・王子様が登場し、お姫様を救い、無事にハッピーエンドというものです。しかしながら、最近の大ヒットのディズニー映画(アンジェリナ・ジョリー主演のマレフィセント、アナと雪の女王)の展開は、異なる点があります。
1)男性ヒーロー、王子様と思われた人物が、実は信頼できない自己利益を追求する人。
2)お姫様が、自分で認識していなかった力、能力、アイデアに気づき、周囲のサポートを得ながら状況を解決していく。
大ヒット映画に、これらのメッセージがあることは、興味深いです。なぜならば、『ダイバーシティ・インクルージョンリーダーシップ』のエッセンスが、ここにはあります。
『ダイバーシティ・インクルージョンリーダーシップ』は、多様性の価値を活かして、革新を創りだすリーダーシップです。このリーダーシップのポイントは、3つ。
共感性 : Empathy
自己認識 : Self Awareness
気づき : Mindfulness
『女性活用』が今、注目されていますが、このダイバーシティインクルージョンの考えのリーダーシップが、具体的施策を可能にします。このリーダーシップは、多様性価値を活かし革新を創りだします。リーダーとして、男性、女性双方ともにこの思考があると、組織が今迄と違った活き活きさが表れ、活性化するでしょう。
『女性活用をはじめたいが、どうしたらよいのか解らない』
『ロールモデルがいない』
と思っている企業が多いことが現実です。
「ダイバーシティ・インクルージョンリーダーシップ」を追求することで、次のことが可能になります。
・女性がどのように頑張りたいのかャリアパスの作成
・女性社員の強みを社内でどのように活かしていくか具体案
多様性を活かして、革新を創るリーダーシップは、女性活用だけではなく、有益なリーダーシップです。
何よりも、3つの要素の一つ『自己認識』は、本から得るスキルではなく、自己の『在り方 being』を観察、俯瞰することです。これは、容易いことではないことが多々あります。リーダーであれば在る程、有益な資質です。
『真実の愛は』、プリンセスが眠って待っているものではなく、男性も女性も、周囲との対話から自己の中での気づきから起きてくるのかもしれませんね。